- 2010.08.02
- 環境配慮マークについて
私たちの身の回りにある様々な印刷物で環境配慮マークが表示されていますが、どのようなものがあるのかご存知でしょうか?
企業の社会的責任(CSR)として環境配慮が強く求められている現在、印刷物に環境配慮マークを表示することは環境対策対応を消費者に判りやすく訴える効果があります。
今回は環境に配慮した『紙』について主なものを紹介します。
マイナスカーボン印刷とともに環境に配慮した『紙』も検討してはいかがでしょうか?
「再生紙」
私たちが一番多く目にするものがこのRマークを使用したものではないでしょうか?
古紙を再利用することにより木材資源の節約、紙ごみの削減につながります。

「非木材紙」
非木材(ケナフ、竹、コットンなど)を原料とした紙です。
木材ではなく非木材紙を利用し、地球環境保全に役立てます。
非木材繊維を10%以上配合している商品に対して
NPO法人非木材グリーン協会が非木材紙の認証を与えています。

「森林認証紙」
森林を守るためには、木を切るところから管理し森林の成長と利用を計画的に行なっていく必要があります。
適切に管理された森林から生産された木材を使用した製品であることを認証する「森林認証」という制度があります。
森林認証パルプを一定基準含む紙を森林認証紙といいます。
有名なのが、FSC(森林管理協議会)で、印刷物に「FSCミックス品」というマークを付けることができます。
マークの使用には最終商品にいたるまでの流通過程でもそれぞれの業者が認証を受けなければなりません。

「間伐材紙」
間伐材とは、森の健全な成長のために、成長過程の木を間引くことです。
国産材の利用が低迷するなか手入れの行き届かない荒れた森林が多くなってきました。
過密状態の森林は健康な木が育たないだけでなく、土砂崩れや洪水などの災害にもつながり問題となっています。
間伐材紙が使われることで、間伐材の需要が増え、間伐が行われれば森を守ることにつながります。
間伐材マークは全国森林組合連合会が認証したものに使用することができます。
「森の町内会」マークはNPOオフィス町内会による「間伐に寄与する紙」を使用したものに付けることができます。
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「グリーン電力を活用した紙」
紙を作るときに使用する電力にグリーン電力を利用したもの。
グリーン電力とは、太陽光、風力、バイオマスなどの自然エネルギーを活用した電力の意味です。
グリーン電力の使用を示す「エナジーグリーンマーク」を表記することができます。
